308GTSのお作法... HomeGo Back

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運転操作

まずは始動ですが、ギアをニュートラルに入れ、チョークは使わずアクセルを4〜5回煽って、 重いクラッチを切ってからセルを長めに回してやるとかかります。 このときエンジンが始動せずセルを止めた場合、キーを一旦OFFにしないと再びセルを回すことはできません。 (よって、走ってるときにエンストした場合でもキーを一旦OFFまで戻す必要があります) で、始動したら暖気です。水温計の針が反応するぐらいまで... なお、暖気の間にクラッチを切ってギアを1速、2速、3速、4速...と何度かギアを入れておけばミッションが 暖まるのが早いです。暖まってないと2速に入りづらいので、走りはじめてしばらくの間は1速→3速とシフトします。

半クラッチは可能な限り短い時間で。発進はアイドリング+αぐらいの回転でクラッチをスッと繋いでから アクセルを踏みます。クラッチ繋いでからアクセルON、旧車の基本ですね。

そのクラッチですがL型ドラッグ用トリプルプレートなんかメじゃないぐらい重いです。 めっちゃ重いといわれる348の強化クラッチにも勝った(←いやいや負けだろう)。でもこれがほぼ正常なんだそうで。 ただし同じ308キャブ仕様でもディーラーモノ(JPN仕様)は輸入元で改造してて重さは半分ぐらいだそうです。 308QVはさらに軽くなって1/3ぐらい、328に至っては踏ませてもらったらフツーのクルマ同然のカルさでした。 実際にクラッチを踏んでみたみなさんは例外なく「うわっなんじゃこれ」「ホンマに壊れてない?」 「大変ですねぇ足攣るでしょ」とまぁハンコを押したようなリアクションです。

シフトは結構固く、かつ例のゲートがあるためスパッとはいきません。 シフトアップはニュートラルでワンテンポ止めて、シンクロに押し当てながらゆっくり。 シフトダウンはダブルクラッチを使って回転を合わせないとスムーズにギヤが入りません。

ステアリングはノンパワーですが205サイズのタイヤを履いてるとは思えないほど軽いです。 が、ギヤ比は低いし切れ角も少ないので注意。低速での取り回し、特に車庫入れなんかでは、 尋常ではないクラッチの重さとノンスリとが相まってかなり大変です。

ブレーキは、現在のレベルで言うと...しっかり踏まないと効きません。ある程度踏んでも車速が落ちないとゆーか、 サーボが効いてないとゆーよりはブレーキの絶対キャパが不足してるようなイメージです。

コーナーでは結構あっさりテールがズルっときます。 特にフロントに荷重が乗ってる状態でハンドルを切ったりすると。 205/70R14サイズのXWXでは仕方がないことかもしれませんが...

日々のメンテ関係

燃費は6km/l前後。高速道路をツーリングした場合は8〜9km/l。 警告ランプがつきっぱなしになってからスタンドに行くと65リッターぐらい入ります。ハイオク入れてます。 なお、燃料計のセンサーは左タンクについているらしく、左コーナー(=ガソリンが右タンクに寄った状態)では 残量がかなり減ったように指します。残量が半分以下だった場合は警告ランプが点灯しちゃいます。

キャブセッティングですが一旦キメてしまえばそんなに狂うもんでもないです。 ただ、ジェットはDCNF用でなければ合いません...

エンジンオイルは9リッター入ります。10W-40です。 1,000kmで1リッターほど減るらしいですが...ワタクシのはそれほど減りません。

冷却水は結構減ります。リザーブタンクの半ばに目盛がありますのでときどき確認と継ぎ足しが必要です。

エアクリーナーはちょくちょく掃除したほうが良さそうです。 GREEN製のものに替えた途端、エンジンが軽くなって調子よくなりました。

ホイールボルトは22ミリのM14。フツーに売ってる十字レンチは使えません。フロントとリヤで長さが違う(首下46ミリ/43ミリ)ので注意。 ちなみにPCD108の5穴、ハブ径は67ミリ。

空気圧の指定値は308GTS+XWXの場合、フロント2.1bar=2.15kg/cm2、リヤ2.4bar=2.45kg/cm2 (GTBはフロントが若干高めだそうです)。ちょくちょく測りますがほとんど抜けません。

その他

キーは計3本。メインのキーとは別にドア・給油口用と、ドアについてるポケット用とがあります。

ルーフの着脱はカンタン、ルーフ左右にあるストッパーで外れます。外したあとはシート後方のスペースに立てかけて レザーのカバーをかけるだけです。ルーフ閉めて走ってるとギシギシ軋むんで開けてたほうが快適です。 で、当然ですがルーフ閉めてても雨漏りはあります。

クーラーは、車体全体が熱くなってくると効きが悪くなります。足元を通ってるラジエータの配管のせいか暑くなってきます。 クーラーガスはエンジンルーム右側奥から補充します。当然ですがガスはR12です。一方でヒーターはめっちゃ効きます。

ミラーはビタローニ・カリフォルニアが装着されてますが、高速道路を飛ばしてると風圧?で角度が変わってしまうことも。注意が必要です。

サイドブレーキはさっぱり効きません。なので駐車中はギアを入れておく必要があります。 なお、サイドブレーキのレバー下側にランプがついてます。ライトを点灯するとタンブラースイッチ周辺を照らしてくれます。カッコイイです。

シガライターは日本車とは全然形が違うので使い方がわかりません(笑)。

シートスライダーに注意。強引に操作すると(操作方向を間違えたりして)、レバーとかレールが変形してストッパーが効かなくなります。 実際ワタクシのは変形してまして...走ってるときに突然シートが動いて慌てたことがあります (ま、ぐいっと曲げたらカンタンに直りましたが)。

スピードメーターの誤差ですが、最近買ったGPSナビで計測したところ、〜80km/hまでは約−10km/h。つまりメーター読み80km/hだと 実速70km/hあたり。で、それから誤差がどんどん縮まって、120km/h〜180km/hは驚くほど正確に表示してました。
ちなみに走ってもないのに20km/hあたりを指してるのは壊れてるわけではありません。20km/hを超えたあたりでちゃんと針が動き始めます。

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