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やっぱり気になり始めました

年式相応とゆーか、ボロボロのシート。特に運転席は傷みが激しい状態。
深いシワ、ヒビ割れに加え、運転席は一度スプレー塗装した形跡があり左側はテカテカです。 なので張り替えしかないかなぁと思っていました。

ただ、内装を全部やり直したら外装なんかよりはるかに費用が嵩むことは購入当初にキャステルさんから聞いてました。 3ケタいくよ、と。シートだけでも2ケタ中盤、と。
なので気にしない気にしないと乗ってたんですが、最近いろんな人に「シートなんとかせなあかんですね」と 言われることが多く...さすがにO型のワタクシもスイッチが入ってきました。 ただ、フェラーリというだけで部品も工賃も跳ね馬価格になってしまうので 地元の内装屋さん(おそらく軽自動車もフェラーリも見分けがつかないだろうとのこと)で ビニールレザーに張り替えてもらおうかと思ってました。最近の人工皮革は結構キレイだし。 とはいっても納期がかなりかかりそうな雰囲気。んー悩ましいなぁ...
傷みが激しい運転席
傷みが激しい運転席
座面も結構傷んでます
座面も結構傷んでます

ならば張替えではなく補修で

そんなこんなで放置プレイだったんですが、紅豚さんが以前「これぐらいだったら補修できるよ」と 言ってたのを思い出し、本革のソファーやかばんの補修をやってて車のシートもやってくれそうなところを ネットで探してみたら...結構あるある。クルマ雑誌にもチラホラ載ってました。

その中から、妙に安いところや施工例がないところはおいといて(笑) フェラーリのコノリーレザーのシートの経験があり、ワタクシの308のシートと似たような状況の補修例があった業者さん 「シュトルツ京都」に見積を取ってみました。
シートの状態がわかるような写真を撮って、跳ね馬価格にならないようにフェラーリとは言わず古いクルマです、 とだけ言って...あと、以前自分で染めQスプレーしたオリジナルのステアリングも合わせてお願いしてみました。 しかし返ってきた見積メールには思いっきり「フェラーリ シート補修」と書かれてました(笑)。 どーも送った写真の隅っこにホーンボタンの跳ね馬マークが写ってた模様(苦笑)。 で、返ってきた見積もりですが...意外にリーズナブル。シート@45,000×2、ステアリング@18,000。 これに消費税と、往復の送料とのこと。何よりテスタのシートの補修例を見せていただき、かなりきれいに仕上げてくれそう。
納期も2週間程度とのことだったので、思い切って補修に出してみることにしました。
ステアリングも
ステアリングも

シートを外して発送

早速シートの取り外しです。ガレージが狭いので左右ドア全開はムリ。ガレージから一旦クルマを外に出して 助手席を外します...というところで...んあっっ??キャップボルトにレンチがうまくかかりません?? そーいやシートスライダーを直してもらったときのことを思い出しました、コツがあるんです。 シートを止めてるボルトは後側2本を先に外してスライドさせないと前側ボルトへのアクセスができないんでした(笑) んで助手席を無事外せたらガレージにクルマを戻してからステアリングと運転席を外しました。 これでしばらく乗れません...

それから梱包。これが結構大変でした。最初は大きいダンボール箱に詰めてやろうと思ったんですが 2脚だと大きすぎ&重すぎてダンボールの強度が心配、かつ一人では運べなくなるので、 1脚ずつダンボールを巻きつけてやりました。
んで、家までクロ○コさんに集荷に来てもらって発送完了。
外したシート
外したシート
シートがない308
シートがない308

んで、色やツヤの指定ですが

コレが一番悩ましいです。 ドアの内装部分は、汚れてるのか日焼けしたのかわかりませんがやや濃いクリーム色になってしまってます。 その他の部分、ルーフの内装やピラー内側は白っぽいクリーム色。おそらくこっちの色が正解でしょう。

とゆーことは、ドア内装部分を徹底的に掃除するしかありません(笑)。 ということでウワサの「クイックブライト」を某オクで仕入れました。 さぁどんな威力を持っているのか?楽しみです!

...と、お店の方から電話がかかってきました。 シート届いたんで状態を見ていただいて、んー座面のところのシワはかなり深いんで削り込んでみるが難しいかも、と。 フツーならここだけは張り替えを勧める状態みたいです。まぁ、ひとまずできるトコまでやっていただけるとのことでした。 で、問題の色ツヤですが、助手席の内側の程度がイイところの色ツヤに合わせる、とのこと。ま、2脚がキレイに合ってたら その他の部分と多少違ってもいいかなと(笑)

こんなに色が違います
こんなに色が違います
クイックブライト
クイックブライト

クイックブライトでお掃除

クイックブライトが届いたので早速お掃除です。
まず、使い古しの歯ブラシにペースト状の洗剤をつけて、水分で少し泡立てながらブラッシング。 だいたい15cm四方ぐらいずつ、でしょうか。軽ーくシャカシャカ擦ります。 革ってシワがいろんな方向にあるんで、縦〜横〜って感じではなく、ぐるぐるしながら汚れをシワの間から 軽ーく掻き出す感じ、とゆーか。
すると...最初は白い泡なんですが、ブラッシングしてるうちに泡がだんだん黒っぽくなってきます。 で、汚れが浮き上がってきてドロドロってなってきたところで、マイクロファイバークロスで 拭き取ってやります(このクロスもスゴいです、コンパウンドがけにも威力を発揮するそうです)。
これを繰り返していくだけ...カンタン&お手軽です!

で、驚くほどの威力でした(笑)。
クイックブライトはウワサ通りの洗浄力。おもしろいように汚れが取れて浮き上がってきます。 そして、その浮き上がった汚れをすかさずマイクロファイバークロスで拭き取ったときの感動... 「うわ こんな色だったのぉ??」って感じです。革張りのところはテカってた表面が白っぽく& つや消しになりました。
試しにマイクロファイバークロスでガラスの内側を拭いてみたら効果アリ。 すぐに5枚セット500円のを買い足してきました(笑)
汚れが出る出る
汚れが出る出る
マイクロファイバークロス
マイクロファイバークロス
こんな色だった?!
こんな色だった?!

途中経過その1

参考までにクイックブライトで掃除した後のドアやピラーの画像を送ったら 作業の途中の画像を送ってきてくれました。
パリパリになった塗料やヒビ割れ、シワをヤスリで削りとってるところですので、半ばバックスキン状態になってます。 座面にできてた一番深いシワのところの処理がやはり難しそうですね。

あとは塗装の色指定ですが...
元色はほんの少しピンクが入ったクリーム色らしいとのこと。ルーフやピラーのところの色が近いようです。 ただ、面積が多くてシートと色合わせすべきなのはやはりドア。 紫外線で焼けて黄色っぽくなったドアの内装の色に若干近づけて欲しいとお願いしておきました。
バックスキン状態
バックスキン状態

途中経過その2

...とゆー指定で塗ってもらった状態です。
左側の助手席が未塗装、右側の運転席が塗装した状態です。

もう少し白っぽいほうがいいかな?と思いましたが、ドア内装との兼ね合いを考えたらこのぐらいかなと。 あとは黒い部分を塗って、つや消し加工してもらって、アガリかなぁ。
色目の確認
色目の確認

届きました!

当初予定から半週遅れにはなりましたができあがりました。

「すいませんちょっと趣味の世界に入ってしまいまして...納期を2〜3日延ばしてもらえませんか」 ええ、いいですとも。気が済むまでやってください。手間かけていただきありがとうございます。 で、翌週届きました。

色合わせは、実物なしアテにならないデジカメ画像のみでやった割にはオッケーのレベル。 ボロボロにヒビ割れてたところは形跡すらわからないように修正されてます。 深いシワが入ってたところは「本来ならココだけは張り替えたいんです」と言ってただけに 削りこんで目立たなくなってましたが、やはりちょっと不自然かな? で、当たり前ですが削ったところはシボがなくなってます。削ってない側面とかは残ってましたが。

で、さっそくドライブに出ました。
はじめは塗料の匂いがちょっと残ってたのと手触りがかなり変わったのとシートが全然滑らなくなってるので ちょっと違和感がありましたが、やっぱりキレイなシートだと気分が違います!こりゃ値打ちありました!!

キレイになりました!
キレイになりました!
ステアリングもええ感じに
ステアリングもええ感じに
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