マフラーをワンオフ HomeGo Back

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やっぱり...

今年初めに交換したQuickSilverのサウンドは、近所迷惑でもなくちょうどイイ具合の音量だし、年式に合った(キャブ車らしい)音質で、 当初はかなり満足してました(少なくとも1台で走ってるときはゴキゲンでした)。が、今となっては物足りなくなってしまいました...
なぜかとゆーと、ワタクシの周りの348や355が、キダスペ/クライス/MSレーシングなどの爆音マフラーを装着しているからです。 とにかく凄まじい音です。どれぐらい凄まじいかとゆーと、ツーリングに行ったときに自分のクルマのエンジンに火が入ってるか どうか定かではない...とゆーほどです。

しかし、そもそも308キャブのエンジンは2バルブで圧縮比も低く(キャブ仕様だけにカムのオーバーラップだけはハデですが)、 第一エンジンが横置きなんでEXマニからマフラー出口までを等長にするのが難しく、とてもじゃありませんが348みたいな高音サウンドは 出ないわけです。
でも...もっとワクワクするよーなハデでイイ音出ないかなぁ...

コレを読んで「マフラーは交換してるのに...なんでまた?!」と思う方もいらっしゃるでしょう。 しかし、フェラーリってマフラーをとっかえひっかえするパターンが多いらしいんです。 それだけ「フェラーリ=キモチイイ音がするクルマ」というイメージを持って購入した人が多いってことですよね、たぶん。

で、どうしたかとゆーと...

前回も調べましたが、308キャブ用のマフラーを作ってるメーカーさんはほとんどありません、少なくとも 国産では。ただ、クライスジークさんは308QVや328のマフラー作ってるし、ワンオフも受けてるようなので 電話してみることにしました。

「あのー308キャブなんですが、マフラー作っていただけるんでしょうか」
「作れますよ。ただし348みたいな音は出ませんが」
「イイ音にはできる、と?」
「ハイ満足していただけると思いますよココ(横浜)にある328の音聞かせてあげたいです」
「...ではぜひお願いします」

即決でした(笑)。
で、翌週から大阪の工場で作業にかかれるとのことでしたので、大阪まで308を預けに行くことに。

いざ大阪へ。

クライスジーク大阪は守口市。nuviくん(ナビ)があるから大丈夫だろうとロクに確認もせず出発しましたが、 所詮ポータブルナビ...途中で休憩した(電源OFFした)際にルートが変わってしまい、知らない間に環状線を 大回りさせられ30分ぐらい余計にかかりました...それはさておきマフラーの仕様について打合せです。

「ところで形状や音や触媒など仕様についてお聞きしたいのですが」
「音重視で、その他はおまかせとゆーことで」
ワタクシはO型人間丸出しの性格なのです。
「とにかくハデな音でお願いします。イイ音になりますかね?」
「ウチは音がウリですから」

うーむこれは期待してしまうなぁ...ちなみに3週間ほどかかるとのことでした。

クライスジーク大阪
クライスジーク大阪

そして...

数日後、クライスジーク横浜Hサン(最初に電話したとき対応してくれた人です)から電話が入りました。 大阪の工場だと材料とかややこしいので、いっそのことクルマを横浜に持って帰って作ります!とのこと。 さらにそれから数時間後、今度はクライスジーク横浜のIサンとゆー職人さんと思しき方から立て続けに 3本電話がかかってきました。

「348みたいな音は期待しないでください、328でうまくいったことをやってみるってレベルなんで」
「普通はババーンババーンって音ですが、等長に近づけて音波を揃えてバリンバリンって感じの音に」
「触媒は付けますよ、車検もあるしノイズ取れて音質キレイになるんで。形状は4本出しにします」

...といった具合。かなり拘りを持った職人さんのようです。これはやっぱり期待してしまうよなぁ...
更に数日後、そろそろ現物を確認してもらえたかな?とHサンに連絡してみました。

「あ、308こっち(横浜)に着いてますよ、もう作業にかかってます」
「今の(マフラーの)音聞いてみましたか」
「キャブの音ってイイなぁ...あれ?マフラーは?替えてあるんだっけ?...って感じですね」
「でしょう?」
「ハデな音にしたいとゆーのがよくわかりました」
「ではよろしくお願いします」

途中経過

それから約1週間後、クライスジーク横浜Hサンに電話してみました。

やっとレイアウト決まり、これから組み立てていく状況とのこと。遅れてすいませんと言いつつ
「スペースがないんで触媒は小さいタイプに変更しますんで。今の状態の写真送りますよ〜」
で届いた写真が↓コレです。かなり凝った造りになってます...
各パーツ
各パーツ
左側の後バンク取り回し
左側の後バンク取り回し
右側の前バンク取り回し
右側の前バンク取り回し
それからさらに1週間後、7〜8割の進捗とのことで写真を送ってきてくれました。
小さいタイプの触媒×2
小さいタイプの触媒×2
後バンクを等長に取り回し
後バンクを等長に取り回し
小さなサイレンサー
小さなサイレンサー
そして2日後、ひとまずできあがったと連絡がありました。カッコエエです!
キレイな仕上がりです
キレイな仕上がりです
カッコエエです
カッコエエです
...が、思ってたより爆音系サウンドではなかった(笑)ので手直しさせて欲しいとのこと。 サイレンサーを作るとき遠慮してやりすぎたんです〜でも以前よりはデカイ音ですが...と。

で、さらに数日後...ついに完成です!

ひと回り小さい感じ
ひと回り小さい感じ
早く音を聴きたい!
早く音を聴きたい!

納車です

そして待ちに待った納車の日。バスと電車を乗り継いで最寄駅まで行き、VIPなクルマでお迎えに来ていただきました。

エンジンを始動してみると、乾いた感じの音に変わってます。結構静か...です。 そして308に乗り込み、相変わらず重いクラッチを踏み込んでキヤを入れ、帰途につきました。 最初は「あまり変わってないかな...」と思ってたら、シフトダウンして驚きました。 レスポンスが段違いに良くなってます。そして中速以上は明らかに回転が軽くなってます。 で、高速道路を数時間走ってるうちにヤキが入ったんでしょうか、音がどんどんイイ感じになってきました。 踏み込んでいくと、4,000rpmあたりから「鳴き」が始まり、アクセル抜いたらパリパリッ! もー快感です...回し過ぎて燃費悪くなりそーです(笑)
なお、スピードメーターが動かなくなってましたが、作業時にギヤボックスから出てる信号線のコネクターを 抜いてて元に戻してなかったのが原因でした。
快音です!
快音です!

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